入れ歯(義歯)DENTURE
噛むことを重視した入れ歯(義歯)
入れ歯は見た目だけをカバーするものではありません。噛む機能をきちんと回復できてこそ、入れ歯なのです。
入れ歯の噛み合わせが合っていないと「美味しく食べられない」「肩こりや頭痛などが起こる」「顎関節症や頸椎、胸椎、腰椎などの障害」など、さまざまな悪影響を及ぼします。入れ歯の不具合は我慢しないで、ぜひご相談ください。
しっかり噛むことは、認知症の予防になる!?
お口の中で食べ物をよく噛み砕き、味わうこと(咀しゃく)は、脳への刺激となることから、認知症との関連性が注目されています。
自分の歯やお口に合った入れ歯でしっかり噛んで食事をする習慣のある人は、認知症になりにくいと言われています。認知症と診断された人でも、入れ歯の噛み合わせを調整し、きちんと噛んで食事をする習慣を取り戻し、認知症の症状が改善したという報告も少なくありません。
入れ歯の
こんなお悩みありませんか?
- 入れ歯に痛みがあって使いにくい
- 装着時の違和感を減らしたい
- インプラント治療は避けたい
- 最近入れ歯が合わなくなってきた
- しっかり噛めないので食事がしにくい
- もっと自分に合う入れ歯はないだろうか?
当クリニックの入れ歯の特徴
1痛みの少ないお口にフィットする入れ歯
お口にぴったりフィットする、痛くない入れ歯作りに自信があります。
当クリニックではまず、患者様のお話をよく聞き、お口の中の状態やご要望に合わせた入れ歯を作製します。「丈夫で長持ちする」「落ちない・浮かない・痛くない」「見た目が自然」「しっかり噛める」入れ歯をご提供しています。
2それぞれのご要望に合わせた入れ歯
さまざまな種類の中から、最も適した入れ歯をご提案します。
入れ歯には、保険が適用できるプラスチック床のものから、フィット感に優れたソフトデンチャー、耐久性が高い金属床などさまざまな種類があります。使用する素材や構造などによってそれぞれにメリット、デメリットがあり、耐久性や費用も異なります。
当クリニックでは、患者様のお口の中の状況やご要望、ご予算などをお伺いし、さまざまな入れ歯のメリット・デメリットをしっかりお話した上で、お選びいただいています。どんなささいなことでも、気軽にご相談ください。
保険診療と自費診療の違い
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保険診療
保険診療の入れ歯は、治療費を抑えることができますし、修理がしやすいなどのメリットがあります。一方、外観や装着感については自費診療の入れ歯より劣ります。
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自費診療
保険適用の入れ歯より費用が掛かりますが、審美性や機能性が高い特徴があります。例えば、噛みやすい、装着時の違和感が少ない、見た目が良いなどです。
当クリニックが提供する
入れ歯の種類
ノンクラスプデンチャー
なめらかな樹脂で歯肉の形状に調和させ、歯に接触する床部分を薄く作ることができるので柔軟性が高く、とてもフィット感の高い仕上がりになります。 留め具(クラスプ)を使用しないので、金属アレルギーをお持ちの方も安心して装着していただけます。汚れが付きにくいので衛生的で、不快な口臭の発生も抑えられるメリットもあります。
ノンクラスプデンチャーのメリット・デメリット
Meritメリット
- 金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がありません
- 薄く作製することで、使用時の違和感を減らす効果が期待できます
Demeritデメリット
- 保険が適用できないため自費診療となります
- 衝撃に弱い素材で、破損した際、次の装置が出来上がるまでお時間をいただく場合があります
- 装置を固定するため、引っ掛ける歯がない方はご使用いただけません
金属床(チタン床、コバルトクロム床)
宇宙開発事業などにも使われているチタンを使用した入れ歯です。チタンは、耐蝕性、耐変色性に優れ、弾性があり、適合精度が高く、また生体親和性が高い素材です。金属の味がしないので、インプラントや整形外科領域でも使われています。イオンが流出しにくいので、金属アレルギーも起こしにくいのが特徴です。
コバルトクロム合金に比べ2分の1、金合金に比べると4分の1と大変軽く、快適に使っていただけます。
金属床のメリット・デメリット
Meritメリット
- 保険診療のプラスチック(レジン)より頑丈で、薄く加工できます
- 金属を土台に使うため、頑丈な義歯を作製でき、しっかり噛めます
- 金属から熱が伝わり、患者様が味覚を感じやすくなることで、より食事を楽しめるようになります
Demeritデメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかります
- 金属アレルギーをお持ちの患者様は使用できない可能性があります
- 素材に重みがあるため、金属床を装着した際に違和感を覚える場合があります
コーヌスクローネ
残存歯を使って固定するタイプの入れ歯です。残存歯を削り茶筒のフタのようにピタリとフィットする方式で固定するので、ずれたり外れたりするストレスがありません。また、外観的な違和感なく仕上げることもできます。作製に技術を要する入れ歯ですが、クラスプ(ばね)を使って固定する部分入れ歯より安定性が高く、残存歯への負担も軽減できます。
コーヌスクローネのメリット・デメリット
Meritメリット
- クラスプ(留め具のばね)がないため、入れ歯をしていると気づかれにくい入れ歯です
- 土台の歯を覆うことから、安定性が高く、ずれにくい入れ歯です
- クラスプ(留め具のばね)を利用しないので、残っている歯への負担が少ない仕様です
Demeritデメリット
- 保険適用外の入れ歯(義歯)です
- 特殊な義歯のため、破損や欠損などのトラブルが生じた際修復に時間がかかります
- クラスプを使わないので、土台となる歯を削る必要があります
磁性アタッチメント義歯
残存歯に磁性体を埋め込んで、磁石の力を使って固定する入れ歯です。使用中や脱着時に残存歯に負荷をかけにくいメリットがあります。
また、外観的な違和感が無いうえに美しく仕上げることができるので、部分入れ歯としておすすめしたいタイプです。
磁性アタッチメント義歯のメリット・デメリット
Meritメリット
- 患者様ご自身で装置を取り外すことができるため、お手入れがしやすくなっています
- 歯根に装置(キーパー)を埋め込む場合は、抜歯の必要がなく、身体への負担を軽減する効果が期待できます
- 磁石と金属が吸着力の強さにより、入れ歯がずれにくくなるため、会話や食事を楽しめます
- 金属部分が見えないため、周囲から入れ歯の装着が気づかれにくくなり、自然な見た目を演出できます
Demeritデメリット
- 保険が適用できないため自費診療となります
- 歯根に装置(キーパー)を埋め込むため、歯根が残っていないとご使用できません
- 磁石や金属を使用しているため、ペースメーカー治療を行っている方、磁気・金属アレルギーをお持ちの方は装置の提案が出来ない可能性があります